学生紹介：坂上直（修士２年）

Q お名前と作品名を教えてください。

坂上直（さかがみあたる）と申します。修了作品のタイトルは「その家の名前」です。

@sakagamiataru

Q 本専攻に入る前はどんなことをされていましたか？　

    また、なぜ本専攻に入ろうと思いましたか？

学部時代では主に実写の映画制作をしていましたが、四年生のときにたまたま履修した人形アニメーションの授業が面白くて、それをもっとやってみたいと思ったのがきっかけでした。

Q 本作品を作ったきっかけを教えてください。

始めは人形アニメーションを作ろうと考えていました。入学前から構想していて脚本も書いてあったのですが、様々な事情で没になってしまいました。それから良い企画が考えられなくてどうしようか迷っていたとき、実家に戻った時に昔住んでいた家を訪れることがあって、ここでなら何か作れるのではないかと思いました。

Q 制作プロセスを教えてください。

少しずつ壊して、動かして撮影する。最初はビデオコンテを作ってどうやって壊しどのように素材を動かそうかシュミレーションしていました。けどそれだとどうしても思い通りに壊せない場所がでてくるので、その場その場で即興的に壊したり動かしたりカットを変えたりしてました。

 

Q 今回、何を一番重視して制作しましたか？

自分の思い通りに素材を壊したり動かしたりするのではなく、素材の力に頼ることです。“僕がこう動かしたい”というようにコントロールするのではなく“この素材ならこう動きそうだ”という風に。

Q 制作の合間にしていた気分転換は何ですか？

ラジオを聞くことと実家のごはんを食べることです。

Q 在学中で一番印象に残った出来事は何ですか？

大きなスタジオでMAが出来た事です。音で作品が全く違う見え方になることを実感しました。

坂上直さんの作品「その家の名前」は横浜・東京会場共に「第六期生修了作品」プログラムにて上映いたします。