2015年2月21日土曜日

学生紹介:野田ゆり子(修士1年)



Q お名前と作品名を教えてください。

野田ゆり子 チュン子のなんで? 
twitter: @ndyrk


Q 本専攻に入る前はどんなことをされていましたか?
 また、なぜ本専攻に入ろうと思いましたか?

大学では油画専攻に在籍していました。2年生のころから映像作品を作るようになり、卒業制作では小屋を建ててその中にボールプール作ったり映像流したりしました。
アニメーション専攻に入った理由は、アニメーションに興味があったからです。(詳しく書き始めると長くなるのでとても簡潔に書きました。)


Q 本作品を作ったきっかけを教えてください。

「発言すること」や「意見を述べること」の難しさを感じたことです。
何を言っても、何をしてもあっという間に叩かれてしまう。
何か少しでも間違いがあると、個人を大勢の人が袋だたきにする。
今の社会はとても不健康な、非寛容な社会だと思いました。
日本はいろいろなことが自由になったはずだけど、ふと立ち止まって現在起こっていることを考えてみると、やりきれない気持ちが湧いてきました。
その湧きおこってきた気持ちが、今回の1年次作品を作るきっかけになりました。


Q 制作プロセスを教えてください。

扱う素材の勉強、ストーリー練る、絵コンテ→撮影台の組み立て→実験→人形作り→撮影→編集…





半立体のクレイ人形を使い、マルチプレーンで撮影をしました。
初めての半立体アニメーション制作(そもそもアニメーション作品を作ることすら初めて)だったので、台の組み方からカメラのレンズのこと、人形作り、編集ソフトの扱い等、すべて手探りしながら実験しながら制作を進めていきました。






Q 今回、何を一番重視して制作しましたか?

音楽と人形の動きの相性の良さ。
制作意図をどこまで鑑賞者に見せるか。


Q 制作の合間にしていた気分転換は何ですか?

愛犬の写真&動画を眺める。お菓子を食べあさる(結果太った)




Q 在学中で一番印象に残った出来事は何ですか?

出来事はこれといってありませんが、「印象に残っている」とすると、ほとんど家に帰らない同級生がいてそのことが印象に残っています。この人はここに在学している間にだいぶ寿命を縮めるのではないかといつもヒヤヒヤしています。


野田ゆり子さんの作品「チュン子のなんで?」は横浜会場プログラム「一年次作品2015」、東京会場プログラム「一年次作品2015 Aにて上映いたします。

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