2015年3月13日金曜日

東京会場ゲスト②榊原澄人



続いて、
3月20日(金)GEIDAI ANIMATION 06 DAWN最終日のトークイベントゲストは、絵描き、映像作家の


榊原澄人さんです


榊原さんは現在、長野県在住ですがはるばる来ていただきます!







榊原澄人

北海道十勝生まれ。中学校卒業後渡英。2004年、RCA(英国王立芸術大学院大学)をアニメーション科博士課程修了。2007年日本に帰国。祖父の牧場で肉体労働者になる。2008年以降は長野県飯綱山に住居を移し、森の中で生活をしている。

今回のイベントでは、
連鎖しながら繰り広げられるアニメーションの世界で不思議な時間軸に引き込むかのような作品を作り出す、榊原澄人氏をお招きし、単身で渡英した学生時代のお話や、多岐にわたる表現活動の根幹に迫ります。


下記の作品上映も交え、目が離せない今後の展開について語って頂きます。




http://sumitosakakibara.com



E in Motion No.2」(2013)

美しくて静かでいて恐ろしく、まるで動く絵巻の様な不思議な世界。リヴァプール・ビエンナーレやアヌシー国際アニメーション映画祭など、国外でも注目されています。


 
Flow2006

画面に映った遠景を見つめていると何かがわかってきます。とてもユニークな視点の作品です。
9回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞受賞。


榊原さん、 アニメーションのみならず、漫画も書いてます。 
「牧場の子」(春編、夏編、秋編、冬編) 
紹介ムービーはこちら!http://sumitosakakibara.com/work/


2015年3月10日火曜日

東京会場ゲスト①村田朋泰



06 DAWN、横浜会場は盛況のうちに終了することが出来ました!
天候が優れない3日間となりましたが、それでも沢山の方にご来場頂きました。
感謝の思いでいっぱいです!
14日からは渋谷ユーロスペースに会場を移して、7日間開催致します!

GEIDAI ANIMATION 06 DAWN
東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻 第六期生修了制作展
各日21:00より上映(レイトショー)
http://animation.geidai.ac.jp/06dawn/

【東京会場】渋谷ユーロスペース
2015314日(土)〜20日(金)

前売 1,000 / 当日 1,300


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ここでは、3月15日に第六期生修了作品プログラム後に行われるトークイベントを紹介したいと思います。

なんと、人形アニメーションの作品を中心に制作される、

村田朋泰さん


にご登壇して頂きます!

「睡蓮の人」第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、「朱の路」第9回広島国際アニメーションフェティバル優秀賞などを受賞。

皆さんご存知の通り、Mr.childrenHERO」やガリレオガリレイ「サークルゲーム」等のミュージックビデオ、プチプチアニメ「森のレシオ」「ポンユタウン」なども制作されています。

学生の頃より高い評価を受け、早期から自身の世界を作り上げてきた村田朋泰さん。言葉にはできない感覚を描き切り、味わい深く奥行きを持つ作品群をどのように生み出し続けているのでしょうか。
村田さんの修了生時代の作品「朱の路」の上映とともに、学生時代を筆頭に現在に至るまでをひも解いていきます。

トークイベント前の第六期生修了作品プログラムでも人形アニメーション作品があり、人形アニメーションがお好きな方には是非、お越し頂きたい一日となっています。

以下、村田朋泰さんが手掛けた作品を紹介していきます!



Mr.children [HERO]



Galileo Galilei [サークルゲーム]



[ ワンピース Cry heart~冬島に降る桜~ プロモーション用ショートフィルム ]


『村田朋泰 映像特集』 劇場予告編


[ ザ☆世界のすべての7月たち ]


[ 百色旅館CM 天然色 ]



[ さかだちくんひたすら走る!]


ご興味を持たれた方はぜひ足をお運びくださいませ!

2015年2月28日土曜日

学生紹介:幸洋子(修士2年)





Q お名前と作品名を教えてください。

幸洋子です。

作品名は、ズドラーストヴィチェ!です。
(ホームページ滞納してたっぽくてもうすぐ閉鎖のお知らせ来たんですけどまだ見れますね!お金払うことと、更新できるようにガンバリマす!)




Q 本専攻に入る前はどんなことをされていましたか?
 また、なぜ本専攻に入ろうと思いましたか?

美術予備校から逃げ、近くの映画館で時間をつぶしたりすることが多くなり、美大受験をあきらめ、絵を描くことをやめ、映像系の学部のある大学に進学したものの、バイトして遊んで、という退廃的な生活を二年くらい送っておりました。
大学三年生のときに初めてゼミでの発表で何か作品を作らなければいけない、となり、初めてアニメーションを作りました。https://vimeo.com/69725295
この時はアニメーションを作る、という意識ではなく、何か映像を作らなくては、と思ったものの、どうしよう?となり、、自分の描いたもので何かできないか、と単純に思い、作るに至りました。そこから、映像作るのおもしろいな…と火がつき、これは卒業したらあっさりとやめてしまう部活のような感じには終わらせたくないな…と強く思うようになりました。もっといろいろなものを作りたい、知りたい、と思うようになり、いろいろな手法でアニメーションを制作している人がいて、刺激が多そうな本専攻を受験しました。





日中韓共同制作にて韓国に行った際に24時間営業の服屋街で徹夜で買い物をする「ズドラーストヴィチェ!」幸洋子 「白いうなばら」米谷聡美 「月夜&オパール」シシヤマザキ 

Q 本作品を作ったきっかけを教えてください。

修了制作をどうしようか悩み、一日一回は企画を変える毎日が続いていました。部屋の中で考えていたらもう頭がおかしくなってきたプレゼン三日前、もう自分の頭では何も考えられない…外に飛び出して町の人と話でもしてなんか考えるか~!と最初に学校の海辺の前で出会ったおじさんに何やってるのかと話しかけました。おじさんは海辺で休憩をして、住む家を探しているようでした。職業は不明です。そのとき私も住んでいるアパートから早く引っ越しがしたくて、家を探しているという話をすると、じゃあ一緒に探しにいこうか!となり、おじさんに街を案内されることとなりました。おじさんの目線でいつもの街を歩いていると、街の違った風景が見えてきて、その日、結局夜まで伊勢佐木モールでおじさんと遊び、なんだかよくわからない一日だったけど、いい一日だったなあ…という感じで、忘れたくない一日となったので、この日の話を作品にしよう、となりました!





Q 制作プロセスを教えてください。

ネタを探しに飛び出す→シナリオを自分で喋ってみてタイミングつかむ→Vコンも定まらぬままとにかく作画

と言う感じです








Q 今回、何を一番重視して制作しましたか?

いろいろ手法を試したかったので、切り紙、クレイ、作画等、様々な手法で制作しました。
この先、どうなっちゃうの?と鑑賞者が予想しづらいまま適度に振り回せれたらいいなと思っていました。

ナレーションと台詞を誰が読むかで温度差がとても変わったので、他の人に読ませたり、自分で読んでみたり、スピードを変えたりしてちょうどいい距離感、鑑賞者への親しみやすさを探しました。
生っぽさを出したいと考えていたので、音は外ロケで実際に演技してもらって録音をしました。





Q 制作の合間にしていた気分転換は何ですか?

ラジオ体操第一、第二、池袋ウエストゲートパーク耳コピ(長瀬にはまる)




Q 在学中で一番印象に残った出来事は何ですか?

日々印象に残ることだらけなのですが、最近ですと、
とても作品を楽しみにしていた同期の円香ちゃんが留年を決断したことと、その後、美容意識が一段と高くなり、謎の整体院に通い始め、ふと見ると顔や全身に、調子が良くなるという謎のマークのついた価格の高いシールを張っていることです。円香ちゃんの作品はたぶんきっと来年公開なので楽しみです!



幸洋子さんの作品「ズドラーストヴィチェ!」は横浜・東京会場共に「第六期生修了作品」プログラムにて上映いたします。 

学生紹介:山羊(修士2年)








お名前と作品名を教えてください。

「粃」 を制作しました山羊です。





本専攻に入る前はどんなことをされていましたか?
 また、なぜ本専攻に入ろうと思いましたか?

愛知の美術大学にいる時に卒業制作でアニメーションを制作し、はまりました。
アニメーションなら何か自分にしか出来ない表現が出来ると、、、、その当時は思い込んでました。
理想はあるけどまだまだ自分の作品は理想とはほど遠くてその理想に近づくきたくてにここを受験しまた。


本作品を作ったきっかけを教えてください。

今まで平面アニメーションを制作してきたのですが 、ずっと前から立体アニメーションを作ってみたいと思ってて、学生最後の年という事もあり、今しかないと思って立体アニメーションを制作しました。
あとは個人的な事情。


制作プロセスを教えてください。

春から考えていた企画をやめ、夏にこの企画に変えました。
そこからvコンテを作りつつも同時進行で物を作っていき、人形やカタツムリなど作って、撮影に入りました。
編集しつつ作画カットを作り、また編集して、音環さんに音楽や音響をつけてもらい、完成。






今回、何を一番重視して制作しましたか?

質感と生々しさと詩的な表現です。







制作の合間にしていた気分転換は何ですか?

音楽。


 


在学中で一番印象に残った出来事は何ですか?

一番印象に残った出来事、、、一番とかでなく印象に残った事は色々ありました、

ファンのジェレミークラパンさん(アニメーション作家)が学校に来て公開講座をして下さった時はひさしぶりにドキドキしました。画材にサインをかいてもらいました!!

あと公開講座でお知り合いになれたアニメーターさんや作家さんに作品を見てもらったり、スタジオを見学させてもらった事も印象深かったです。かなり貴重な経験、勉強をさせてくれて、またその方達の情熱と優しさが素晴らしかったです。

あと、一年の時の花火女装大会。





山羊さんの作品「」は横浜・東京会場共に「第六期生修了作品」プログラムにて上映いたします。